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重ねがき
マカピーです。まだまだエジプトの論文に苦しんでいます。下の写真は左の小さな画像と同じものですが、手形の上に赤色と黄色の人物像5体が描かれて、フォッギーニという問題になっている岩陰遺跡の代表的な作品部分です。「重ねがき」というもので、先史岩面画によく認められる独特なものですが、なぜこんなことをするのか、というのは非常な難問で、また、この場でも議論したいと思っております。今回の論文では、現場で観察した「重ねがき」の前後関係をもとに、多彩な作品群のどれが古いか新しいかを判断しているわけです。これも、どういう方法意識で前後関係を判断するのかと、つっこまれると辛いところですが、まあ、一つの分類を試みていると考えていただいてもいいでしょう。何しろ、手形だけで1,000個以上、全作品数はまだ埋まっている部分もあって、見当もつかないという、世界的にも珍しいほど、作品が密集している遺跡ですので、まずは整理しようとしているところです。それだけでも、結構たいへんなことで、苦闘している、その逃避に、このブログも利用している次第です。
by rupestrian
| 2009-09-03 17:40
| 先史岩面画
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