世界各地の先史岩面画に関心を抱く皆さんとの情報交換を行う場です。
by rupestrian
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イギリスの「地上絵」

マカピーです。前回「地上絵」がイギリスにもあると書きましたが、それは下の写真のようなものです。見学した日がずっと雨模様で、写真もピントが合っていませんが、あえて臨場感を出すために、ここに掲載することにします。日本でも、スコッチ・ウィスキーのコマーシャルに用いられていることがあり、ご覧になったこともあるかもしれませんが、斜面の牧草を取り除いて、下の真っ白なチョーク質の土を露出させて「図」の部分にしたものです。周りの緑が「地」の役割を果たしていて、巨大な「ホワイト・ホース」が出現しています。これで長さ数十メートルで、この規模の作品が、イギリス中部のウィルトシャー州(ストーンヘンジの北の方が中心)にいくつもあります。制作年代は数百年前ということで、それほど古くありませんが、先史時代からの伝統が常に更新されていると考えてもいいでしょう。これも、自然の地形の表面に、その一部を取り除いて、かたちを作り出しているという点で、まさに、広い意味での「岩面画」の一種であり、そういう点からは、前回使った「地上画」よりも、「地面画」という方がいいかもしれません。さらには、その規模を勘案して「大地画」もありうるでしょうが、いかんせん、その定着は難しいことでしょう。このような造形現象は世界中にあり、まさに、私たちの研究対象は無尽蔵といってもいいほどかもしれません。
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by rupestrian | 2009-10-13 13:54 | 先史岩面画
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