世界各地の先史岩面画に関心を抱く皆さんとの情報交換を行う場です。
by rupestrian
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中国から戻って

マカピーです。中国から昨夜遅くに自宅に戻り、今日は早速授業でした。まだ、疲労感もありますが、今は、充実した調査行になったのではないかと、満足しているところです。これからしばらく、この場でも中国にこだわって書いていきたいと思っていますが、まずは、今回見た作品で、私が一番印象に残ったものを紹介することにします。下の写真は、寧夏回族自治区西部の中衛という町の北の山地にある「大麦地(ダマイヂ)」遺跡の一例ですが、左下から右上に傾いている岩の表面に、条理に沿って、2、3列に動物像が配置されていて、リズミカルな感覚にあふれています。かたち自体は写実的とはいえませんが、輪郭線がシャープに刻まれていて、爽快感も味わえます。小さいのでわかりにくいかもしれませんが、白っぽい硬い表面に、微妙な力加減で打撃を与え、割るように岩をはがして、下のより濃い色の部分が図になっています。この部分には、他の時期に制作された作品との重なりなどもなく、美術作品としても、味わえるクオリティを持っているのではないかと思います。他に重要な作品もあるかと思いますが、まずは、このような作品を見るために色々と段取りを重ねて、どんなところにでも行ってるのではないか、と振り返っているところです。
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by rupestrian | 2009-10-29 17:50 | 先史岩面画
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